2012年10月24日水曜日

吉田秀和氏の最後の試み

リートなどの歌曲集を、自分の気に入った録音を集成してCDにし、解説をほどこそうとしていた。

宣伝のための文章を読み、そこに出版記念講演会の日程が出ているのを認めた直後に訃報に接した。


NAXOSがリストやシューベルトなどの歌曲集を出していて充実していた。

これを客体化して、歌詞の曲との調和の妙味をひとしきり楽しんでいたので、吉田氏の試みは面白そうだと思っていた。

2012年10月22日月曜日

一番聴いた録音

いままでに一番多く聴いた曲は、はっきりとしている。

バッハの管弦楽組曲第2番だ。


ここに回帰し、ここから動き始めるような気がする。

2012年10月21日日曜日

La nuit

知り合いから貰った標記のCDを聴いている。

全15曲で、ボーイ・ソプラノとフルートとオルガン演奏。

フランク、モーツァルト、バッハ、シューベルト、フォーレ等選曲良し。


ところで、声は一意に定まった音なのだろうか。

ヴァレリーは、音楽の中には一足飛びにひとの理想に到達する完全なものがあると観たのだが、完全を期さない音の中にもひとの理想の達成がある、また、完全、の概念を人の表現の多様性、多層性に求めて拡張することも必要なのではなかろうか。


ということだ。

 

2012年10月20日土曜日

次の課題は

言葉、言葉、言葉、そして沈黙。

間、の問題。