2014年11月30日日曜日

VeneziaレーベルThe Art of Leonid Kogan

レオニード・コーガンのライヴ録音集です。

CD8のG線上のアリア、CD15のバッハシャコンヌ、シューベルトのアヴェ・マリアといった小品における音の粒が美しいです。

2014年11月29日土曜日

1953年ニコライ・マルコのチャイコフスキー4番交響曲

1953年ニコライ・マルコのチャイコフスキー4番交響曲。

鮮やかなものです。

2014年11月24日月曜日

1970年のモスフィルムチャイコフスキー伝記映画

イーゴリ・タランキン監督。

曲想と伝記的事実とを組み合わせてあります。

その作業には無理が伴いますが、結果は比較的穏当なものとなりました。

2014年11月22日土曜日

RCAラフマニノフ自作自演協奏曲集

RCAラフマニノフ自作自演協奏曲集。

実に面白いものです。

2014年11月16日日曜日

オイストラフの1955年公演録音

東京での幾つかの音源の寄せ集めであるとのこと。

全体で、音の世界の「四季」を満載したかのような録音集となりました。

ベートーヴェンは華麗に、プロコフィエフは細密に、チャイコフスキーは甘美であったと思います。

久しぶりにオイストラフの50年代の音を満喫しました。

ベンヤミン=アドルノの書簡集より

野村修氏の訳によります。

「哲学の課題は、現実性の隠された志向や現前している志向を探求することではなくて、志向をもたぬ現実性を解明することである。」

これはアドルノの言葉をベンヤミンが引用しているのですが、クリスチャン・フェネス氏の音にも当てはまると思います。

ハンガリー語でいうウィーン

ベーチュとは、ハンガリー語でいうウィーンのことだそうです。

コダーイとバルトークのことを思い出します。

音はまず第一曲で構成的再構成の営みへの志向は明らかです。

そして、非常に親しみのある音です。

淵源、原質への遡及というよりは、贅沢なさまざまな音の要素の中での、「選択」の姿形をとるように思います。

それならば、音に相対する「私」がなぜそのように思ったかが解明されなくてはならないでしょう。