2013年6月2日日曜日

ボリス・アサフィエフ

アサフィエフの作曲したコンチェルティーノの録音をドレスラー氏のクラリネットとペトルシャンスキー氏のピアノによる協演で聴きました。

アサフィエフは劇場の音楽監督をつとめていました。リヒテルも劇場付きのピアニストから始めましたし、ムラヴィンスキーも劇場の指揮者でした。

コンチェルティーノは「協演」の粋です。そして、この音ならば、もしリヒテルが演奏に参加したら、例えばオイストラフとの協演に類する演奏になるのならば、例の対比奏法を爆発させるだろうと思いました。

というよりもロシアの音が、しかも国際派のアサフィエフの音が、元から劇的対比を求めているのです。

良い勉強になりました。