sunset77
点景
2012年3月10日土曜日
祈る日にあって
記憶から回帰し得た言葉はもはや何を物語ることもなかった。
そこには人の唇を通さない言葉だけがあったからだ。
言葉が始原をつくり、言葉が終りを締めくくる。
もし自然の中に人為の価値のみを抽出してよしとするならば。
さりとて祈りがないものでもない。
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