2014年8月17日日曜日

モーツァルトとの向かい合い

焦点は、複数の達者な奏者における演奏の共通性=普遍性であり、その性質を成立させている前提として、解釈者としての奏者と向かい合うある存在の正体です。

最近参照したヴィルサラーゼ氏の録音にはジャケットにモーツァルトの肖像が描いてあります。

志向する先に相対する存在にかかる存在論が、最後の問いとなります。

別の話になりますが、日本の象徴主義詩人中原中也氏は、創作においては呼吸の呼気ではなく吸気が重要だと言い放ちました。受容が発語を構成する。このことは音に関しても同様のことを仮定することができます。

ヴィルサラーゼ氏の「そこ」にある音の特性とは?

そしてモーツァルトの存在の正体とは?