sunset77
点景
2012年1月7日土曜日
アドルノ・1
『哲学のアクチュアリティ』(みすず書房)を読んでいる。
冒頭いきなり、
「こんにち根元的な問いと称されていながら、その実根元的であることからもっとも遠い問い、あの存在そのものへの問い」
と、ハイデッガーによる問題設定にくぎをさす。
それは、「現実が正しく公正だと言い立てる哲学」であり、
「まさしく現実を隠蔽し、その現状を永遠化することに奉仕しています。」
と断定する。
ここからだ。
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