2012年1月2日月曜日

C-System

1.不況のときには喜劇がはやり、好況のときには悲劇がはやる。このことは本質的に文化システムの基礎と相関関係を持つか。

2.1.の答えが、肯定であるとき。
今日の日本の近未来に対する極端な楽観主義の根拠となるだろう。ここから派生して、
ア.経済システムをコントロールする為政者の側は、経済システムに起因する不況に対する被為政者の側の不満をやわらげるために、文化システムの機能を応用してよいか。
イ.被為政者の側は、為政者による文化システムの機能の応用に迎合してよいか。

3.1.の答えが、否定であるとき。
今日の日本の、笑いを無理強いし、これに観客を迎合させる文化の傾向は、文化システム独特の要素であることになる。
ア.文化システムをコントロールする側の人間は、この「笑い」のシステムの商品化をこのまま続けてよいか。
イ.「笑い」を与えられる側の観客は、「笑い」のシステムに迎合し続けてよいか。